未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義II

 

未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学 集中講義IIを読んだときのメモ。
原題は、inGenious(インジーニアス)。

ティナ・シーリグさんが提唱する、「イノベーションエンジン」の概念を、多くのエピソードと共に学ぶことができる。

以下、目次。

はじめに アイデアは安いのではない……タダなのだ
第1章 革命を起こす - リフレーミングで視点を変えよ
第2章 蜂を招き入れる - 多様なインプットが革新を生む
第3章 積み上げ、積み上げ、積み上げ、ジャンプ!  - アイデアは永遠に止まらない波
第4章 忘れられた顧客カード - 観察力を発揮していますか?
第5章 机の王国 - クリエイティブな空間がクリエイティブな仕事を生む
第6章 ココナッツを思い出す - プレッシャーをアイデアの触媒にする
第7章 猫のエサを動かす - フィードバックはゲーミフィケーションで
第8章 てっぺんのマシュマロ - チームがはまる落とし穴
第9章 早く動く、突き破る - 失敗は正しくやり直すチャンスだ
第10章 魔法の靴を履く人、履かない人 - できると思ったらできる
第11章 内から外、外から内へ
感謝の言葉

これは本書を読みながら考えたのだが、クリエイティビティを磨くために、普段から心がけるべきことを3つ。

1、自分を客観的に観る習慣をつけること

困った時、不便だなと感じた時、「なぜ、困っているんだろう?」「何が、足りないんだろう?」「どうすれば、いいんだろう?」と考える習慣を身に着けることが大事。
問題に直面した時、課題に直面した時は、ついつい視野が狭くなってしまうもの。そんな時、一歩引いて、鷹の目を持って、客観的に、冷静に物事を分析してみることが大事。

2、楽するための手間を惜しまない。めんどくさがらない

クリエイティビティ発揮の障害になるのが、「めんどくさい」。
何かうまい方法はないのだろうか?と考えて、常に好奇心を持ち、そして実際に試してみる姿勢が大事。

3、引き出しを増やす

例えば、本を読む場合でも、自分の専門の本ばかり読んでいては、引き出しは増えない。小説でもいいし、サイエンスの本でもいいし、古典でもいい。自分の専門とは全く関係のない本を読んでいる時、課題への答えがふと思いついたりするもの。
また、人付き合いでも、仕事関係の人とばかり付き合っていては、引き出しは増えない。
薄っぺらい人脈()を広げるのではなく、自分も他人に何かを提供して、自分も他人から何かを吸収する関係を築くことが大事。

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