夢をビジョンに、ビジョンを戦略に、戦略を戦術に、落として実践せよ
昔、プレジデントで読んだ、伊藤忠の小林元社長の言葉。
小林社長は、次のように語る。
「いつも『夢』を持てと言っています。まず、それがなければ駄目です。しかし、次に夢を『ビジョン』に落とせ、そのビジョンを『戦略』に落とせ、戦略を『戦術』に落として実践しろと言っています」
本気のプレゼンなら、細かい質問にも明確な答えが即座に返ってくる。五分後に同じことを聞いてもブレがない。目が逃げない。つまり、単に夢を持っているだけでなく、それを実現するための具体的な戦略、戦術まで考え抜いている。内容を自分自身で完全に消化しているから、どの角度から質問されても正確に齟齬やよどみが生じない。だからこそ、プレゼンに迫力が出るのだ。
夢→ビジョン→戦略→戦術→実践というよく言われるフレームワークはすごく気に入ったのだが、個々の意味の定義は?
『夢』は、自分が本当にやりたいこと、なりたいこと。ワクワクすること。寝食忘れて打ち込める、頭おかしいんじゃないかっていうぐらい、がんばれること。
『ビジョン』は、長期的に到達したい目標地点、なりたい自分を定めること。
『戦略』は、何を持って目標が達成されるかの基準を明確にすること。目標地点に到達するための進路を明確にすること。目標地点に到達するための道程を、積み木に分解すること。
『戦術』は、日々のtodoに落とすこと。誰が、いつまでに、何をすればいいのかも明確にすること。
『実践』は、汗をかくこと。机に座って悶々とするのではなく、毎日コツコツとでも行動すること。todoが確実に消化されているか、方向性は正しいかを常にチェックすること。最後まであきらめないこと。
みたいな感じだろうか。自分の日々の行動をチェックする上で役にたつ。