Category: Exchange

Apache2.xでOWA(Outlook Web Access)用のリバースプロキシ環境構築

  (注意)実はこの設定でリバースプロキシを構築した際、不具合があってうまくOWAを参照できなかったことがあった。一応、参考までに当時の手順を残しておく。 Apacheでリバースプロキシを構築し、バックエンドのOWA(Outlook Web Access)にリクエストを転送する手順を確認した。 これもWindowsサーバをインターネットに晒したくないための措置。 実装方法はいくつかあるようだが、動作確認がとれたのは以下の方法。 ApacheはCentOS上の2.x系、Exchangeは2003を使用。 ■Apache側の設定メモ Apacheのconfigure時、mod_ssl、mod_proxy、mod_headers等を組み込んだ。 ※mod_headersは後述のRequestHeader設定のため必須 参考までに、動作確認時のLoadModuleは以下のとおり。davやrewriteはOWA連携の観点では必要なし。 LoadModule proxy_module modules/mod_proxy.so LoadModule proxy_connect_module modules/mod_proxy_connect.so LoadModule proxy_ftp_module modules/mod_proxy_ftp.so LoadModule proxy_http_module modules/mod_proxy_http.so LoadModule proxy_ajp_module modules/mod_proxy_ajp.so LoadModule proxy_balancer_module modules/mod_proxy_balancer.so LoadModule ssl_module modules/mod_ssl.so LoadModule dav_module modules/mod_dav.so LoadModule dav_fs_module modules/mod_dav_fs.so LoadModule rewrite_module modules/mod_rewrite.so LoadModule headers_module modules/mod_headers.so conf/extra/httpd-vhosts.confは以下のように設定した。 ※httpd.confでIncludeしておくこと。 ApacheはインターネットからのSSLリクエストを受信し(基本認証を使用するため、SSL必須)、バックエンドのExchangeにはhttpでリクエストを転送。 # # Virtual Hosts # # If.

PostfixとExchangeでインターネット接続

  Exchangeを使ってインターネットメールの環境を構築する場合、Exchangeサーバ自体はインターネットに晒したくない。 Exchangeと既存のSMTP環境の連携手順はあまりネットでみつからなかったので、メモとして記載。 以下、手順を試した際の仮想要件。 ・会社のドメイン名はmiracosta.co.jp ・インターネット側の既存SMTPとして、CentOSベースのPostfixを利用 ・内部ネットワーク上にActive DirectoryとExchangeの環境構築済み ・メールアカウントとメールボックスの管理はActive DirectoryとExchangeで行なう ・Active Directoryのドメイン名はds.miracosta.co.jp ・Postfixはインターネットから受信したメールをExchangeにリレー ・Exchangeはインターネット向けメールをPostfixにリレー ■Postfix側の設定 main.cfの主な設定は以下。スパムの制御やSMTPアクセス制御は省いたので注意。 myhostname = gateway.ds.miracosta.co.jp mydomain = miracosta.co.jp ←リレーしたいメールのドメインを指定 myorigin = $mydomain inet_interfaces = all mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost ←$mydomainは含めない mynetworks_style = subnet mynetworks = , 127.0.0.0/8 relay_domains = miracosta.co.jp ←リレーしたいメールのドメインを指定 relay_recipient_maps = hash:/etc/postfix/relay_recipients transport_maps = hash:/etc/postfix/transport ←デフォルトのmain.cfにはないので追記 /etc/postfix/transportの末尾にリレーしたいメールのドメイン名とリレー先を指定。 # TRANSPORT(5) TRANSPORT(5) # #.