Category: Virtualization

『ヴイエムウェア、米国の「Fusion」「Workstation」開発チーム全員を解雇か』ですか・・

  儲かるエンタープライズ領域に経営資源を集中ということなんでしょうが、 時代の流れを感じさせますなあ。     “ヴイエムウェア、米国の「Fusion」「Workstation」開発チーム全員を解雇か” http://japan.zdnet.com/article/35076954/ VMware Workstationとか、無償版のVMware Serverには本当にお世話になった思い出があって、 ローカルPC上で「壊してもすぐに戻せる」WindowsやLinuxの環境を実現できるのは、 インフラ屋としては夢のような「おもちゃ」であったわけです。 おもちゃとはいえ、容易に仮想環境を構築できることで、 大変色々な技術的な勉強もさせて頂きました。 その部門が開発チーム全員解雇というのは、非常に寂しい話です。 Workstationも、現行の12のサポート期限の2017年2月25日までは安心して利用できるでしょうが、 その後はちと微妙ですね。 とはいっても、最近のVMware Workstationの利用は、 VM Importを使ってVMwareからAWSに仮想イメージを移行する検証ばっかりだったりするのですが・・   エンタープライズ領域ではまだまだ数年はニーズはあるかと思いますので、 VMwareさんにはがんばってほしいと、元VCPとしては切に願うものであります。 (数年経った後は微妙) VMware徹底入門 第4版 VMware vSphere 6.0対応 posted with amazlet at 16.01.28 ヴイエムウェア株式会社 翔泳社 売り上げランキング: 12,865 Amazon.co.jpで詳細を見る

「来場者限定!ここでしか聞けない仮想化技術の最新動向とプライベートクラウド成功の秘訣」セミナー

  今週参加した。 http://www.uniadex.co.jp/event/2011/event_20110302_328.html VMware社のセッションは、VMwareのクラウドへの取り組みのお話。 vCloudのトピックにはそれほど触れられず、vSphereのクラウドにつながるような機能の紹介がメインだった。DRSは海外の顧客の9割が利用しているという事例の紹介があったが、もっと日本でも宣伝すればいいのに。 なんでも、元来VMwareはそれほど大々的な広告宣伝は行わない会社であるらしい。もったいないことだ。 今回のセミナーの目玉である「ついに激突!仮想化エバンジェリスト トークバトル」は、なかなか聞き応えのあるセッションだった。 日本仮想化技術の宮原さん、ユニアデックスの仮想化エバンジェリスト高橋さんのトークは色々と勉強になったのだが、印象に残った点としては、I/Oの高いシステム(DBや、Exchangeサーバ等)の仮想化がかなり一般的になってきているというお話。これについては、別の研修でも同じような話を聞いていたので、今後の仮想化環境の設計の際にはかなり自信を持ってDBサーバの仮想化は実行できそう。 後は、仮想デスクトップ(VDI)について、最近は結構普及してきているのではと思っていたのだが、実態としてはそうでもないらしい。なんでも、物理サーバのスペックが上がってきているのでゲストOSの集約率は上がってきているものの、仮想化ソフトのライセンス等々のコストを考慮するとどうしてもコスト高になってしまうらしく、それほど採用されていないとのこと。仮想デスクトップよりは、シンクライアントの方が現実的なソリューションとして採用されることが比較的多いらしい。これは、へぇ~という話だった。