Month: April 2012

ベンダロックインとはなにか

  最近関わっているプロジェクトで「ベンダロックイン」という用語をよく耳にするのだが、そのくせ「DBはOracleで」みたいに言われたりする。まったくもって意味がよくわからない。 経済産業省IPAが公開している『情報システムに係る相互運用性フレームワーク』によれば、ベンダロックインとは ベンダー独自技術への依存(ベンダーロックイン): 下記に挙げる何れかの理由により、調達における公平な競争が行われなくなること。 技術部品調達の選択肢に関わる依存: ・特定の部品を提供するベンダーが実質一社しか存在しない。 ・特定の部品が依存している他の部品を提供するベンダーが実質一社しか存在しない。 ・特定の部品がサービスを提供する他の部品を提供するベンダーが実質一社しか存在しない。 ・特定の部品が格納・蓄積するデータ(電子文書等)のフォーマットが情報の意味を示す情報(スキーマ等)まで公開されていない、もしくはXML標準、ODF標準等のオープンな標準に適合していないため、その部品と同等の機能を持つ他の部品の実装からそのデータを読み書きすることができない。 ・特定の部品が依存関係にある(相互運用を行っている)他の部品とのインターフェースが公開されていない。もしくはそのインターフェースの実装の際に他社の知的財産権が必須であり、その財産権がRF(Royalty-Free)でもRAND(Reasonable And Non-Discriminatory)でもライセンスされていない。 運用保守サービス調達の選択肢に関わる依存: ・情報システムのオープン化が十分に行われていないことが原因で、システムを提供したベンダーしかシステムの保守及び変更が行えない。 ・特定の部品に関する情報公開が不十分であるため、その部品を提供したベンダー以外が、その部品の保守及びチューニングを行うことが出来ない。 情報システムに係る相互運用性フレームワーク P6 であるらしい。読んで少し考えてみたが、オープンソースを使ったからベンダーロックインから脱却できるというのは、少し乱暴である。オープンソースを使ったシステムを構築して自分達で問題解決含めて運用できるユーザならいいが、そんなユーザは多くないだろう。そのため、オープンソースを使ったとしても、結局はベンダのサポートサービスを買うという選択肢が有効になる。もし、そのサポートサービスを提供する会社が実質一社しか存在しなかったら、それはベンダロックインとは違うのか?仕様がオープンにされていても、その仕様を理解し必要であれば自ら改修できる技術が自社にない場合、その技術を持った誰かにサポートしてもらうしかない。 ベンダロックインからの脱却と言われるが、本質的にはユーザとベンダの間で「いい関係」を築くことが重要ではないだろうか。ユーザは調達の際、費用対効果はあるか、いざという時に置き換え可能な製品は存在するか、将来別製品に移行したくなった際に必要な人材は確保できるだろうか、等、いろいろ考えなければならないし、ベンダもそれにきちんと答える必要があるだろう。 ただ、もっと踏み込むと、ユーザ側にベンダがやっていることをきちんと理解できる人が増える必要があると思う。官公庁なんかで、IT業界の経験者がCIOとして雇われたりすることがあるみたいだが、CIOが常に現場レベルでITベンダーの相手をできるわけがない。部課長レベルでもそうだし、若いイキのいいエンジニアが公務員としてITベンダーとガチンコ勝負できるような環境が整うと、納税者にとっても良い環境になるのになあなどと妄想した。公務員がオープンソースを活用して、自分で改修したりなんかしたら、頼もしいじゃない?ITベンダーも気合の入った提案をするしかなくなる。 ベンダーロックインを考慮した上で、全体最適の観点でシステムをデザインできるようになるためには、もっと考える必要がある。とりあえず今日はここまで。 [amazon_enhanced asin=”4822262359″ /] 追記:歩きながら思った。ネットワークの運用なんかは、一社に面倒見てもらいたい。L2とL3のレベルはA社が見て、ファイアウォールはB社、ロードバランサはC社とか、障害の切り分けとか大変そう。どこも責任の押し付け合いとかするから。こんな場合は、一社に面倒みてもらった方がいい。一社で独占してるってことはロックインなわけだけど、この場合ロックインしてもらった方がユーザにもメリットがあるはず。ただし、面倒見てもらってるベンダがやっていることを、ドキュメントやレビューを通じて、ユーザが把握できる能力があることが条件。  

PL/SQLのソースをSQLで確認する

  コンパイル済みのPL/SQLのソースコードを確認するには。パッケージ名が”PKG_01″の場合。 SQL> set pagesize 200 SQL> select text from user_source where name = ‘PKG_01’; [amazon_enhanced asin=”4798116165″ /]

Androidマーケットがない

  GALAXY SでFacebookのアプリを更新したいのに、Android Marketがない!!!Samusung Apps!?なにこれ!?ぐぬぬ。 [amazon_enhanced asin=”B0058QLK2I” /] ・・と思ったら、なくなったのではなくて、アンドロイドマーケットの名称が「Google Play」に変更されたことを忘れていた。 あった。Playストア。

SQL Server 2008でサンプルデータベースを作成

  昔、SQL ServerにはNorthwindとかPubsとか、サンプルテーブルが付属していたが・・・。2008にはない。Oracleのscottと同じで、実運用に不要なものはデフォルト入れてくれない。 というわけで、サンプルDBをインストールする。以下のURLよりインストールモジュールを入手。 http://www.codeplex.com/SqlServerSamples#databases 上記ページにて、Microsoft Sample DatabasesをDownloadクリック。 事前準備 インストール実行前に、以下を確認しておくこと。 1、「フルテキスト検索」がインストール済みであること。 2、FILESTREAMが有効化されていること。(確認方法後述) 3、SQL Serverのインスタンスが起動していること。 インストール実行 Nextをクリック。 acceptしてNextをクリック。 必要なfeaturesを選択して、Nextをクリック。 サンプルデータベースを導入するインスタンスを選択し、Nextをクリック。 Install。インストールが実行される。 ここで、FILESTREAMが有効化されていないか、フルテキスト検索がインストールされていないとエラー発生。”The following features are missing: FILESTREAM and Full Text Search”と叱られる。 インストール完了。 動作確認。Employee表を検索してみる。うまくいってるみたい。 FILESTREAMの確認の仕方 デフォルトでは有効化されてないらしいのだが。私の環境では最初から有効化されていたように見えましたが・・・謎。 Microsoft SQL Server 2008→構成ツール→SQL Server構成マネージャ起動。 SQL Serverのサービスを選択し、右側ペインでインスタンスを右クリック。プロパティ。 FILESTREAMタブで、「Transact-SQL~」と「ファイルI/Oストリーム~」にチェックがついていることを確認。 [amazon_enhanced asin=”4883376826″ /]

SQL Server 2008 Enterprise Editionインストール

  検証環境のインストールログ。OSはスタンドアロンのWindows Server 2008。 事前に、一般ユーザとしてsqladmなるユーザを追加しておいた。 インストーラを実行すると、パッチやら.NET Frameworkやらインストールすることになる。 セットアップサポートルールを実行して、インストール要件を満たしているかチェック。 今回はスタンドアロンの環境なので、一番上のリンクをクリック。 またインストール要件チェック。 プロダクトキーを入れる。 同意して次へ。 インストール。 Windowsファイアウォールという項目で警告。 Windowsファイアウォールが有効になっていると発生。無視して次へ。 機能の選択。とりあえずの動作確認なので、エンジンと管理ツールだけ入れる。 codeplexのサンプルデータベースをインストールするのであれば、「フルテキスト検索」も選択すること。 Analysis Serviceを使ってOLAP機能を試したいのであれば、「Analysis Service」と「Business Intelligence Development Studio」(OLAP キューブの開発ツール)も選択すること。 インスタンスは1つだけしか起動しない予定なので、既定のインスタンスのまま。 次へ。 サービスアカウントは、AgentとEngine共に事前に作成しておいたsqladmを設定。 照合順序はデフォルト。 認証モードはWindow認証モード。MS推奨。 ディレクトリは男らしく全部Cドライブ。私しか使わないのでよしとする。 FILESTREAMなし。 送信しない。 次へ。 インストール。 インストール完了。 sqladmでサーバログオンし、SQL Server Management StudioでDBにログインして動作確認。 [amazon_enhanced asin=”4883376826″ /]

Open BusinessとSelect Aは何が違うのか

  SQL Serverライセンス早わかりガイド http://www.microsoft.com/japan/sqlserver/2008/howtobuy/price.mspx 参考価格は、Open BusinessとSelect Aの2種類掲載されている。その違いについてググッた。   VBライセンス)SelectレベルA、OpenBusinessの違い – 教えて!goo http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2880628.html   名前からは直感的に理解することができなかったが、要するにボリュームライセンスのことで、たくさんライセンスを買う客は、ソフトウェアを購入する際、より高い割引を受けられるということだと理解した。例えば、「SQL Server 2008 R2 Workgroup 日本語版 5CAL付き」を購入する場合、 Select Aの条件を満たす顧客(おしなべて、MS製品を社内で積極的に活用している大企業向け?) →88,800 円 Open Businessの条件を満たす顧客(こっちは中小企業向け?) →92,300 円 パッケージを単品購入する顧客(個人とか部署単位とか?) →104,790円 という感じで、ライセンスを大量に買う客は、より安く買うことができる。 [amazon_enhanced asin=”4883376826″ /] Select Aの条件満たす企業に対しては、もっと安くしろよな。優良顧客でしょ。

ec2-registerするとFile not found

  CUIでec2-register実行したときに発生。 なんなの。ファイルあるっつーの。 [root@domU-12-31-38-00-A1-B8:/vol] ec2-register cyberarchitect/CentOS5_0V4_0_1_weblogic_200906250227.image.manifest.xml File not found: ” 仕方ないので、ブラウザでAWS Management Console起動して、Register New AMIしたらあっさり登録できた。なんなの。 [amazon_enhanced asin=”4844329804″ /]

メモ:東京駅周辺で電源が使えるお店やカフェ

  仕事の移動の合間に。PCの電源を使いたい場合に利用しているお店。 最寄りの企業:たくさん。 東京駅近くで、ちょっとした空き時間にPC作業をする時に使っている店は以下。 喫茶室ルノアール 東京駅八重洲北口店 住所:〒103-0028 東京都中央区八重洲1丁目6−17 八重洲勧業ビル 1F 電話番号:03-3517-8722 大きな地図で見る 八重洲口出てすぐ。丸の内側はあんまり行ってないけど、開拓すれば色々みつかりそう。 (2012/05/16追記) みつかった。 スターバックスコーヒー 八重洲さくら通り店 住所:東京都中央区八重洲1丁目6−3小鉄ビル 1F 電話番号:03-5203-1880 大きな地図で見る 東京駅の八重洲口を出て横断歩道を渡り、HONMA GOLFのあるさくら通りをちょっと入ったところ。 入ってすぐのカウンター席にて電源が使える。スターバックスのコーヒーの方が好きな方はこちらがおすすめ。 [amazon_enhanced asin=”479668994X” /]

メモ:品川シーサイド駅周辺で電源が使えるお店やカフェ

  仕事の移動の合間に。PCの電源を使いたい場合に利用しているお店。 楽天、日立ソリューションズ、バンダイナムコホールディングスなどなどの近く。 IT系の仕事をしていると、意外に訪れることになるこの場所。 りんかい線品川シーサイド駅はイオン(旧ジャスコ)に面しており、喫茶スペースは多いものの、意外に電源砂漠。 ピンポイントで使えるお店は以下。 上島珈琲店 品川シーサイド店 TEL:03-5783-1707 住所:東京都品川区東品川4-12-8 品川シーサイドイーストタワー1F 営業時間: [月~金] 7:30~21:00 [土・日・祝] 8:00~20:00 大きな地図で見る 禁煙席奥のソファースペースのみ、電源が使える。ソファー席のため、やはり激戦区。電源が使えるかどうかは運に左右される。 ちなみに、上島珈琲店は「アイス黒糖ミルク珈琲」がおすすめです。(ステマではない)   [amazon_enhanced asin=”4023310573″ /]

メモ:渋谷駅周辺で電源が使えるお店やカフェ

  仕事の移動の合間に。PCの電源を使いたい場合に利用しているお店。 サイバーエージェント、IBM、などなどの近く。 渋谷は意外に電源カフェが少ない(というかあまり知らない)。マンガ喫茶はあまり好きじゃないので、以下の店をよく使う。 モスバーガー渋谷道玄坂店 住所:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂2-29-8 電話番号:03-3461-0548 営業時間: 平日 午前9:00~深夜1:00 土曜日 午前8:00~深夜1:00 日曜・祝日 午前8:00~深夜1:00 大きな地図で見る  [amazon_enhanced asin=”4023310573″ /]